*身分証明書に公認宗教以外も記載可能に

*身分証明書に公認宗教以外も記載可能に

記事年月 2017年10月-12月
号数 77
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 インドネシア
トピック
記事タイトル *身分証明書に公認宗教以外も記載可能に
本文テキスト  11月7日、憲法裁判所は国民の義務である身分証明書への「宗教」の記載に関する法律を改めることを決定した。従来、インドネシア国民は国家公認の宗教であるイスラム教、ヒンドゥー教、カトリック、プロテスタント、仏教、儒教から1つを選んで記載しなければならなかった。そのため、国内の各地域に根づいた宗教文化への帰属意識を持ち、以上の6つに該当しない市民は宗教欄を空白にするよう求められていた。しかし、今回の決定以降、これらの人々は身分証明書に公認宗教以外の宗教の「信者」と明記する自由を得ることになる。身分証明書に空欄があることによって、公的制度を利用する際などに様々な不利益が生じていたため、この改定が社会的な差別の軽減につながることが期待されている(赤旗11/9)。
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