*本願寺派、ビハーラ僧養成開始

*本願寺派、ビハーラ僧養成開始

記事年月 2017年10月-12月
号数 77
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *本願寺派、ビハーラ僧養成開始
本文テキスト  浄土真宗本願寺派は高齢多死社会の到来を見据え、医療現場で活動するビハーラ僧の養成を開始した。初回の受講生は20〜50代の僧侶6人。10月に行われた14日間の前期基礎研修では、最低限の医療知識を身につけることに加え、患者の苦悩を受け止められるよう、確固たる信仰に基づく死生観を養うことが目指された。受講生らは朝夕の勤行をともに行ったり、プロテスタントの教会で礼拝に参加したりしたという。12月4日には、受講生を緩和ケア病棟や高齢者施設などに派遣して行う54日間の後期臨床実習が始まった。後期臨床実習では看護師や理学療法士の実習をモデルに、傾聴の基本やチームでの関わり方を学ぶ。4日に行われた説明会と施設見学では、受け入れ先の病院の医師が「ビハーラ僧がいることで、患者や家族が穏やかな時間を過ごせればと考えている」と話し、「患者には必ずしも歓迎されないが、辛く当たられることも大切な体験になる」と受講生を激励した(産経・大阪11/27、産経・京都12/8)。
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