＊クルド人初の大統領タラバニ氏が死去
| 記事年月 | 2017年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 77 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラク |
| トピック | |
| 記事タイトル | ＊クルド人初の大統領タラバニ氏が死去 |
| 本文テキスト | 10月3日、イラクで初のクルド人大統領として活躍したジャラル・タラバニ氏が、83歳で死去した。同氏は1975年にクルド愛国同盟（PUK）を創設し、フセイン政権に対してクルド民族の独立運動を指導、自治政府発足に貢献した。政権崩壊後の2005年に大統領に就任。シーア派とスンニ派、アラブ人とクルド人の間の架け橋として、国内の異なる宗派や民族間の融和にも尽力した（毎日10/4ほか）。北部アルビルにあるPUKの本部には多数の弔問客が訪れ、イラク政府とクルド人の対立が先鋭化する情勢の中で民族を超えて追悼が行われた。6日には北部クルド自治区の都市スレイマニヤで葬儀が営まれ、多くの政府要人が参列したが、棺がクルドの旗に包まれていたことに抗議した10人以上の国会議員が退席し、テレビ局も放送を中断する事態が起こった（読売10/8ほか）。 |