*京都の寺で漢文聖書初版を発見
記事年月 | 2017年10月-12月 |
---|---|
号数 | 77 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *京都の寺で漢文聖書初版を発見 |
本文テキスト | 1855年に香港で発行された漢文聖書が京都市左京区の真宗大谷派・円光寺で6月に発見されたことが10月7日、報じられた。同宗派の学僧で同寺の12代住職だった樋口龍温が1865年に江戸で入手したものと見られ、聖書を収めていた木箱には樋口の筆跡で「誤った教えを正し、正しい教えを明らかにするため購入した」などと記されているという。 見つかった聖書は、中国で布教していた英国人らを中心とするプロテスタント教団の代表者たちが翻訳・発行した「代表訳本」。旧約と新約が一つに綴じられており、旧約部分は初版本にあたる。専門家は、香港で出版された初版を含む合冊本は世界的に見ても希少であるとし、「仏教界のキリスト教への警戒心がわかる史料としても興味深い」と話している(産経・大阪・夕10/7)。 |