*ミゲル墓所発掘調査、埋葬者はミゲルの妻か
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *ミゲル墓所発掘調査、埋葬者はミゲルの妻か |
本文テキスト | 8月から9月にかけて長崎県諫早市の「千々石(ちぢわ)ミゲル墓所推定地」で発掘調査を行った民間の実行委員会が11月12日に報告会を開き、出土した人間の歯が千々石ミゲルの妻のものとみられることを発表した。また、骨片や歯の近くから見つかったガラス板や59個の玉は当初ロザリオとみられていたが、ガラス板はペンダント状の聖遺物入れの一部、玉は容器の装飾や鎖の玉とする見方も出ているという。同委員会はいずれにしても「キリシタンの聖具なのは間違いない」としており、ミゲル夫妻が禁教下で信仰を保っていた可能性を指摘。妻の墓の隣にあるとみられるミゲルの墓を発掘すればさらなる貴重な発見が期待できるというが、資金面や体力面の問題に鑑み、今後は公的機関による調査の引き継ぎを求めていく方針(長崎・長崎11/14、朝日・東京11/16ほか)。 [→『ラーク便り』76号28~29頁参照] |