*右派連立政権樹立で移民政策が厳格化
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | オーストリア |
トピック | |
記事タイトル | *右派連立政権樹立で移民政策が厳格化 |
本文テキスト | 10月15日に行われた総選挙で中道右派の国民党が第1党になった(得票31.5%)。クルツ党首(31)は移民担当大臣を務めた際には難民・移民の受け入れに積極的だったが、2015年の「欧州難民危機」を背景に極右・自由党が支持を伸ばしたのを見て反移民に転換した。外相に就任後、「ブルカ禁止法」の制定を主導し、今回の選挙戦では国境管理の厳格化や難民に対する生活保護費削減を訴えた。自由党はより過激な反イスラムを唱えるとともに、巨額減税を訴えて第3党に食い込み(得票26%)、12月15日に連立政権入りを決めた。クルツ氏は、さらなるイスラム過激派対策として結社の自由の制限、イスラム学校や幼稚園の閉鎖などを主張している。同国のイスラム教徒は人口の7%を占める(毎日12/19ほか)。 |