*IS渡航めぐり記者が国と都を提訴

*IS渡航めぐり記者が国と都を提訴

記事年月 2017年10月-12月
号数 77
媒体 国内
大分類 【A-8.その他の宗教関連事象】
国名 日本
トピック
記事タイトル *IS渡航めぐり記者が国と都を提訴
本文テキスト  2014年にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に参加しようとしたとして北海道大生らが警視庁に事情聴取を受けた事件に絡み、関連先として自宅を捜索されたフリージャーナリストの常岡浩介さんが10月3日、精神的苦痛を被ったなどとして東京都と国に計約621万円の支払いを求め東京地裁に提訴した(毎日・東京10/4ほか)。
訴状によれば2014年10月、北大生が私戦予備及び陰謀の容疑者とされ、常岡さんの自宅と郵便受けが捜査対象となった。常岡さん側の弁護士は私戦予備及び陰謀罪について「強固な意志と組織性をもって準備・謀議しない限りは、犯罪として成立しにくい。実際には空港にさえこないほどの人に適用するのはきわめて非現実的」として、北大生に対し同罪は成立しないと主張。それに基づく捜索や差し押さえは違法であり、さらに令状を発布した裁判所の判断も違法であるとしている(週刊金曜日10/27)。
[→『ラーク便り』65号31頁参照
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