*相模原事件を受け優生思想に対抗する研修会
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 12月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
記事タイトル | *相模原事件を受け優生思想に対抗する研修会 |
本文テキスト | 日本カトリック障害者連絡協議会(カ障連)は11月18日に「福音を生きるとは―優生思想に対抗して―」をテーマに研修会を名古屋市の南山学園で開催した。英隆一朗神父は講演で、2016年の相模原障害者施設殺傷事件の犯人が「生きていく価値がない」と重度の心身障害者19人を刺殺し、26人に重軽傷を負わせた背景に「優生思想」があると述べた。また被害者家族の強い要望で警察が被害者の氏名を公表できなかった背景に、家族らを苦しめてきた地域社会の冷たさがあることを説明した。そして優生思想に対抗してゆくために「周囲の者たちが価値観を変えて“小さき者”を受け入れる社会づくりをしていくこと」が大切な使命であると結んだ。なお参加者の感想に、教会では相模原事件について語られていない、「他人事なのか」というものがあった(カ17日付)。 |