*民族行事をきっかけに仏教系少数民族の不満爆発
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | ミャンマー |
トピック | |
記事タイトル | *民族行事をきっかけに仏教系少数民族の不満爆発 |
本文テキスト | 1月16日、ラカイン州の古都ミャウーで、仏教系少数民族ラカイン族(18世紀にビルマ族王朝の手によって王国は滅亡)の住民と警察隊が、王国の追悼行事の開催をめぐって衝突し、9人の住民が死亡した。同州では多数派を成すラカイン族だが、同じくラカイン州に暮らすイスラム系少数派ロヒンギャとの対立を助長する懸念から、州政府は行事開催を認めていなかった。ミャンマーでは約70年にわたって政府と少数民族武装勢力の間で内戦が続いており、およそ20ある武装勢力のうち、政府と停戦協定を結んでいるのはその半数以下。2016年にはキリスト教徒が大多数を占めるチン族の出身者が副大統領として入閣するなど、部分的に宗教間協力は進んでいるものの、就職や行政手続きなどでの差別待遇に対する少数民族グループの不満は依然としてなくなっていない(日経1/18ほか)。 |