*小学校での英語教育禁止を決定
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
記事タイトル | *小学校での英語教育禁止を決定 |
本文テキスト | 小学校での英語教育の禁止を政府が決定したと1月14日までにイラン国営テレビが報じた。シーア派最高指導者ハメネイ師は以前から、英語教育が「西側の文化の浸透」をもたらしイスラム革命体制の価値観を損なうとして否定的な態度を示していた。また同師は2017年末にイラン全土で発生した反政府デモの背後にアメリカなどによる陰謀の存在を指摘しており、こうした警戒心が今回の決定に反映されたという見方もある。教育省幹部は「小学校ではペルシャ語の能力と、イランのイスラム文化への知識を強化する」と述べ、小学校での英語教育禁止を明言した。同国では英語は中学校から正式教科とされており、放課後に子どもを英語の塾に通わせる教育熱心な中間層の家庭も多いため、今回の決定を「時代錯誤」として反発する声も上がっている(東京1/15ほか)。 |