*軍によるイスラム過激派掃討が本格化
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *軍によるイスラム過激派掃討が本格化 |
本文テキスト | エジプト軍は2月9日から、シナイ半島などで活動を展開するイスラム過激派の掃討作戦の強化に着手し、15日までに戦闘員ら53人を殺害、約680人を拘束した。陸海空軍に警察組織も加えて、「イスラム国(IS)」の系列組織「ISシナイ州」の拠点であるシナイ半島やリビアとの国境地帯などを攻撃し、シナイ半島では100回以上の空爆を行った。今回の大規模な掃討作戦の背景には、3月に行われる大統領選で再選を目指すシシ大統領が治安対策でのアピールを行う狙いがあるとみられる。近年過激派は軍や警察、コプト教徒らを標的としたテロを繰り返しており、2017年11月にはシナイ半島アリーシュでイスラム教神秘主義のスーフィズムのモスクを狙った過去最悪規模のテロが発生するなど、治安改善の兆しはみられていない(毎日・夕2/19ほか)。 [→『ラーク便り』77号50頁参照] |