*日本の伝統技法を用いた碑でテロ犠牲者を追悼
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ドイツ |
トピック | |
記事タイトル | *日本の伝統技法を用いた碑でテロ犠牲者を追悼 |
本文テキスト | 2016年12月19日にベルリンで発生した自動車テロから1年を迎え、事件現場に立つカイザー・ヴィルヘルム記念教会では、遺族や大統領、首相が参列し追悼ミサが行われた。また同日、ベルリン州政府がデザインを公募した追悼記念碑が除幕された。教会前の敷石に犠牲者12人の氏名・国籍と17mにわたるジグザグの金色の線を刻印したもので、同教会のマーティン・ゲルマー牧師は日本の金継ぎの技巧から着想を得たと説明した。金継ぎは陶器のひび割れを漆でつなぎ、金の装飾を施す修復方法であることから、社会にもたらされた亀裂をつなぎ合わせつつ、その傷を記憶に残す手法として選択されたという(世界2月号ほか)。 |