*ボコ・ハラムのテロと洗脳の手口

*ボコ・ハラムのテロと洗脳の手口

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国外
大分類 【B-5. アフリカ】
国名 ナイジェリア
トピック
記事タイトル *ボコ・ハラムのテロと洗脳の手口
本文テキスト  イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるテロ事件が続いている。キリスト教のイースターにあたる4月1日には北東部ボルノ州のマイドゥグリ郊外の集落が襲撃され、軍兵士との間で戦闘が発生した(毎日4/3)。5月1日には北東部アマダワ州ムビのモスクで自爆攻撃があり、少なくとも28人が死亡した(毎日・夕5/2)。6月16日にはボルノ州ダムボアでラマダン明けを祝うイスラム教徒らが襲撃された(東京・夕6/18)。
 ボコ・ハラムは少女を誘拐し度々自爆テロを行わせているが、その際の洗脳教育の手口が明らかにされた。生還者が語ったところによると、拉致された彼女は司令官の妻になるか奴隷になるか、あるいは自爆要員になるかを選択させられる。自爆要員の教育では、神のために命を捨てれば「天国へ行ける」などの説教が繰り返され、洗脳が行われる。従順になるよう薬物が使用された疑いもある。その後少女たちは人の多い場所で自爆するよう指示され、攻撃現場に送り出されるという(毎日4/2)。
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