*国民投票により人工妊娠中絶が合法化へ
記事年月 | 2018年4月-6月 |
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号数 | 79 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | アイルランド |
トピック | |
記事タイトル | *国民投票により人工妊娠中絶が合法化へ |
本文テキスト | 胎児に母親と同等の生存権を認めた憲法条項の撤廃の是非を問う国民投票が5月25日に行われ、66%が撤廃を支持した。2012年に流産しかけたインド系の女性が病院に中絶処置を拒否され、死亡したのをきっかけに中絶合法化議論が高まり、2013年以降は母体が生命の危機にあると複数の医師が判断した場合には中絶が容認されるようになっていた。投票結果を受けてバラッカー首相は「静かな革命が起きた」と述べ、年内に憲法を改正し、妊娠12週未満の中絶を認めるよう法整備を進める意向を示した。同国は1980年代には人口の9割超がカトリックであったが、2016年には約78%まで減少している(日経5/28ほか)。 |