*退位・即位礼、基本方針を閣議決定

*退位・即位礼、基本方針を閣議決定

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国内
大分類 【A-7.皇室】
国名 日本
トピック
記事タイトル *退位・即位礼、基本方針を閣議決定
本文テキスト  政府は4月3日、皇位継承儀式に関する基本方針を閣議決定した。基本方針によると、憲政史上初めての譲位の儀式となる「退位礼正殿(せいでん)の儀」は、退位日の2019年4月30日に行われる。皇太子さまの即位に伴う「即位の礼」は、皇室に由緒ある神器などを引き継ぐ「剣璽(けんじ)等承継の儀」と、天皇として最初のおことばを述べる「即位後朝見の儀」を5月1日に、即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」と、即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」を10月22日などに行い、いずれも国事行為とする(朝日・東京・夕4/3ほか)。新天皇が国家安寧と五穀豊穣を祈る皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」については宗教的性格を考慮して国事行為とはしないものの、皇位継承の重要儀式だとして公費は支出する方針が閣議にて口頭了解された。大嘗祭は11月14日から15日に行われる予定。また宮内庁関係者によると、陛下は上皇になった後はすべての即位関連の儀式に出席されない見通し。新天皇と上皇の間に「二重権威」が生じるとの懸念を払拭する狙いがあるとみられている(日経・東京4/5)。
[→『ラーク便り』78号小特集参照
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