*「明治維新と国学者」をめぐる公開研究会
記事年月 | 2018年4月-6月 |
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号数 | 79 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 4月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *「明治維新と国学者」をめぐる公開研究会 |
本文テキスト | 3月24日、明治聖徳記念学会の第64回例会が明治神宮参集殿で開催され、明治維新150年にちなんで松本久史・国学院大学教授が「明治維新と国学者――京都一力亭主人杉浦治郎右衛門を例に」と題して発表した。松本氏はまず国学を批判的にとらえる研究が戦後長く続いたことを説明。平成に替わった頃から近代国家形成過程における国学者の役割が積極的に評価されるようになったと述べた。近年では実証的研究の成果により、幕末維新期において国学を受容した幅広い層の人々の社会的実践が明らかになりつつあるという。その一例として松本氏は京都祇園の茶屋の主人であった杉浦治郎右衛門を挙げ、平田国学を学んだ杉浦が近代の京都復興に貢献したことを紹介した(2日付)。 |