*新宗教の世界宗教化と「日本的」なもの
記事年月 | 2018年4月-6月 |
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号数 | 79 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 6月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *新宗教の世界宗教化と「日本的」なもの |
本文テキスト | アメリカ滞在中の武田幸也・国学院大学助教が、アーリントンにある世界救世教いづのめ教団の浄霊センターを訪問した時のレポート。世界救世教はブラジルやタイで教勢を伸ばし、アフリカなどでも発展しつつあるが、アメリカでの教勢の伸長が課題となっている。浄霊センターの夕拝では日本語の「天津祝詞」が奏上される一方、祭祀が神道風の祭服ではなくスーツで行われる。また、神殿の構造は神道的であるが、ブラジルでの世界救世教の聖地はストーンサークル風であり、日本的な要素は見られない。武田氏は日本的なものと距離を置く柔軟性が新宗教の世界宗教化を支えているのではないかと指摘しつつ、日本や神道とは何かということを改めて考える必要性があるとする(18日付)。 |