*土葬撲滅への動き
記事年月 | 2018年7月-9月 |
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号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *土葬撲滅への動き |
本文テキスト | 江西省では6月に土葬から火葬への「葬儀改革」によって、省内全域が「火葬エリア」に指定され、遺体が原則火葬されることになったと『新京報』などが報じた。中国当局は埋葬用地の節約や葬儀の簡素化などを目的に、伝統的な土葬から火葬への転換を進めている。各家庭がすでに用意していた土葬用の棺桶を押収したため、市民らの反発を招いている。高齢者の間では土葬の希望が根強く、生前から棺桶を購入することも慣習となっている。人口約50万人の吉水県では7月下旬までに約2万5千個が押収された。土中の棺桶を掘り起こし、遺体を火葬したケースまであったことも暴露された。棺桶の価値は5千元(約8万円)ほどで、回収、破壊後に一部の木材が市場に横流しされていたことも発覚し、市民の怒りを買った。最高人民検察院の機関紙『検察日報』は「(地元)政府による強制措置は法的根拠を欠く」と棺桶の没収を非難した(産経8/10)。 |