*ネット利用で墓参の多様化

*ネット利用で墓参の多様化

記事年月 2018年7月-9月
号数 80
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
記事タイトル *ネット利用で墓参の多様化
本文テキスト  インターネットの利用により、多様な墓参の形が生まれている。豊島区の功徳院(高野山真言宗)が運営するサイト「サイバーストーン」では同院の合葬墓の画像を見られるほか、遺影や戒名、生前に故人が家族と撮った写真などを見ることができる。利用者は故人の命日や誕生日などにネット墓参しているという。同院によれば、合葬墓の納骨の約3千件のうち、ネット墓参の利用があるのは約250件で、遺族の負担を軽くしたいと望む高齢者が生前に申し込む例が多い。
 また埼玉県越谷市の宝性寺(真言宗豊山派)は「WEBお参り」として、ネット上に仮想の位牌を設置している。利用者はボタンをクリックすることで、線香をあげたり、供える花を取り換えたり、お経を流したりできる。
 このほか、仙台市の本国寺(日蓮宗)では墓の周囲にライブカメラを設置し、その映像を通して遠隔地からでも墓参できるようにしている。2005年に開始し、東日本大震災の折りには墓の安否確認の目的でも利用されたという(読売・東京8/12)。
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