*シーア派聖地などで政治混乱に対する抗議デモ相次ぐ
記事年月 | 2018年7月-9月 |
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号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラク |
トピック | |
記事タイトル | *シーア派聖地などで政治混乱に対する抗議デモ相次ぐ |
本文テキスト | 5月に行われた国会選挙から3ヶ月以上経過しても政権が安定せず、劣悪なインフラ環境や汚職、若者の高い失業率などに対する民衆の不満が強まっているイラクでは、多数派のシーア派住民による抗議デモが相次いだ。7月8日に南部の油田地帯バスラで始まったデモはシーア派聖地ナジャフや首都バグダッドに波及し、治安部隊の銃撃などで合わせて8人が死亡、100人以上の負傷者が出た。ナジャフでは一部のデモ隊が暴徒化したため、空港が一時閉鎖される事態へと発展した。27日には聖地カルバラで、同国のシーア派最高指導者シスタニ師による汚職根絶と公共サービス改善に向けた新政権発足を訴えた説教が公表された。これを受けて南部各地で再び数千人規模の抗議活動が開始され、周辺の都市にも拡大した(東京7/17ほか)。 |