*男女平等の遺産相続法案に保守派反発
記事年月 | 2018年7月-9月 |
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号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | チュニジア |
トピック | |
記事タイトル | *男女平等の遺産相続法案に保守派反発 |
本文テキスト | 8月13日、カイドセブシ大統領が首都チュニスで演説し、男性と同等の遺産相続権を女性に与える法案を議会に提出する予定であることを明らかにした。世俗派の同大統領を支持する数千人の市民が集会を開き賛意を表明したが、宗教的保守派の市民は男性に有利な遺産相続を認めてきたイスラム法に抵触するとして、法案に対して抗議の声を上げた。この反対派の意見を踏まえ、大統領は男性に相続権の多くを認めるイスラム法方式の遺産分配を希望者に対して例外的に認める規定を盛り込むことを検討しているという。女性の地位向上が進められてきたチュニジアでは、2017年にもイスラム教徒女性と非イスラム教徒男性との結婚が認められるようになっている(日経8/27ほか)。 |