*ロシア正教会がコンスタンティノープル総主教庁との交流を一部停止

*ロシア正教会がコンスタンティノープル総主教庁との交流を一部停止

記事年月 2018年7月-9月
号数 80
媒体 国外
大分類 【B-6. 東ヨーロッパ】
国名 ロシア
トピック
記事タイトル *ロシア正教会がコンスタンティノープル総主教庁との交流を一部停止
本文テキスト  ロシア正教会は9月14日、東方正教の中心であるコンスタンティノープル総主教庁との交流を一部停止すると発表した。ロシアが2014年にクリミア半島を併合し、東部の国境地域でウクライナと事実上の交戦状態にあることから、ウクライナ正教会ではロシア正教会からの完全な独立を求める声が高まっているが、コンスタンティノープル総主教庁がこれを承認する手続きを開始したため。ウクライナはロシア正教の故地であり、ロシア正教が管轄する小教区の3割がウクライナに立地することから、ロシア側にとってウクライナ正教会の独立は死活問題となる。正教の組織は各国ごとに独立し各教会は対等な関係にあるが、コンスタンティノープル総主教は格式上重んじられており、各国教会の独立は同総主教が承認する慣例がある(日経9/22ほか)。
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