*キリシタン遺産の世界遺産登録で「登録外の教会にも思いを」

*キリシタン遺産の世界遺産登録で「登録外の教会にも思いを」

記事年月 2018年7月-9月
号数 80
媒体 専門紙
大分類 7月
国名 日本
トピック キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞
記事タイトル *キリシタン遺産の世界遺産登録で「登録外の教会にも思いを」
本文テキスト  6月30日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコ世界遺産に認定されたのを受けて、カトリック長崎教区の高見三明大司教は、「日本初のキリスト教関連の世界遺産となることを大変ありがたくうれしく思います」とコメントした。また、弾圧を受けたキリシタンが建設し守ってきた教会の中で世界遺産と認められたのは一部であるとし、認定対象外になった教会を訪問する際にも「それぞれの背後にある人々の歴史に思いをはせ、心の糧にしていただければ幸い」と語った。また、日本聖公会の柴本孝夫司祭など他教派からも祝辞が寄せられた。同司祭は世界遺産委員会の中継を見て、会場の人々が潜伏キリシタンの歴史を心で受け止める様子に感動したとし、「痛みや悲しみへの共感こそが、この不安定な世界に広がっていくことを切望」すると記している(カ8日付、キ11日付、ク15日付)。
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