*安田純平氏解放、体を動かすため改宗も

*安田純平氏解放、体を動かすため改宗も

記事年月 2018年10月-12月
号数 81
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 シリア
トピック
記事タイトル *安田純平氏解放、体を動かすため改宗も
本文テキスト  2015年6月に内戦下のシリアで拘束されたジャーナリスト安田純平氏の解放が10月24日に日本政府によって確認された。同氏は翌25日に帰国し11月2日に記者会見を開いた。安田氏を拘束したのは、国際テロ組織アルカイダから離脱した武装組織でイスラム法に基づく国家の成立を目指す「ヌスラ戦線」(現「シリア征服戦線」)とみられていたが、アルカイダ寄りの分派組織「フッラース・ディーン」の支配下に置かれていた可能性もある。安田氏本人も犯行グループの特定は難しいとした。シリアでは反体制派や過激派組織が離合集散を重ねており、安田氏は組織分裂の影響を受けたとみられる。拘束中に同氏はイスラム教への改宗を要求され当初は拒否したが、身動きの許されない監禁状態が継続したため礼拝によって体を動かすために改宗に応じ、「ウマル」というイスラム名を与えられたと語った(東京・夕11/2ほか)。
[→ラーク便り71号49頁参照
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