*終戦直後のキリスト教弾圧裁判、本人の記録閲覧拒否
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *終戦直後のキリスト教弾圧裁判、本人の記録閲覧拒否 |
本文テキスト | 第二次世界大戦末期にキリスト教への信仰を理由に逮捕・起訴され有罪判決を受けたとみられる女性が、新潟地検に対して当時の刑事裁判記録の閲覧とコピーを請求し、拒否されていたことがわかった。女性は1944年4月に「キリストを絶対視し、皇室の尊厳を冒とくした」として不敬罪容疑で逮捕され、その後、他の信者らとともに治安維持法違反で起訴されたとみられている。ただし記録が開示されていないため、裁判の全容は明らかになっていない。 女性は2018年8月に当時の事件記録の閲覧とコピーを新潟地検に請求したが、地検は同年10月26日付でこれを拒否。「保管期間が過ぎた記録は閲覧対象にならない」とした。一方で、女性とともに起訴されたという別の信者2人の遺族は2016年と2017年に判決書の閲覧・コピーを請求し、閲覧が認められている。法律の専門家は「個人情報が保護される権利を憲法13条が認めていることを踏まえて解釈し、女性の請求に応じるべきだ」と主張する(毎日・東京11/11)。 |