*クローン人間出産をめぐる協奏曲
| 記事年月 | 2002年12月-2003年2月 |
|---|---|
| 号数 | 18 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 特設トピック |
| 国名 | その他 |
| トピック | 国際会議 サミット 諸宗教対話 |
| 記事タイトル | *クローン人間出産をめぐる協奏曲 |
| 本文テキスト | 新興宗教団体ラエリアン・ムーブメント(本拠地スイス)は19日、クリスマスにクローン人間を誕生させる方針を明らかにした。教団幹部で、教団の生殖医療専門ベンチャー企業「クローンエイド」社社長を務める仏人科学者ブリジット・ボワセリエ氏によると「妊娠しているのは30歳代の米国人で、赤ちゃんは女児」という(朝日・夕 12/20)。その後同氏は、女児は26日正午前に出産、「イブ」と命名されたと発表。しかし、多くの研究者は信憑性を疑問視している。当初ポワセリエ氏は第三者にDNA鑑定を依頼するとしていたが、翌月2日、匿名性の守秘に疑問をもったとして、鑑定を延期すると発表した(日経 12/28、朝日 1/4)。 一方、同じくクローン技術による妊娠に成功したとされるイタリアのアンティノリ医師は、14日発売のセルビアの週刊誌で、世界初のクローン人間の赤ちゃんが来年1月にベオグラードで誕生すると述べている(日経 12/16)。 こうした動きに対し、中国・新華社は12月28日、ラエリアンを「邪教組織」と批判(読売12/29)。韓国ではソウル地検が12月29日までに、医療法違反などの疑いでクローンエイド社韓国支部を捜索した(毎日12/30)。またEUも1月8日、今年中にもクローン人間禁止令を策定する方針を明らかにしたほか(毎日 1/10)、仏上院も1月29日にはクローン製造禁止法案を、30日にはクローン治療禁止法を可決する(西日本 1/31)など、各国とも慌ただしい対応が続いた。 |