*バイエルン州議会選でCSUが過半数割れ

*バイエルン州議会選でCSUが過半数割れ

記事年月 2018年10月-12月
号数 81
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 ドイツ
トピック
記事タイトル *バイエルン州議会選でCSUが過半数割れ
本文テキスト  10月14日に投開票が行われたバイエルン州議会選挙で、与党「キリスト教民主同盟(CDU)」と連立を組む地域政党「キリスト教社会同盟(CSU)」の得票率が37.2%と低迷した。CSUは保守的な傾向の強い農民やカトリック信者を支持基盤とし、戦後50年以上にわたり同州議会で単独過半数を占めてきた。難民の保護を強く訴えた左派「緑の党」(17.5%)と反イスラム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」(10.2%)が大きく議席を増やし、第2、3党となった。CSUのゼーホーファー党首は、与党の難民政策への批判やAfDの支持拡大を受けて、州内の全公共施設に十字架の設置を義務付け、難民は国境で追い返すなどと主張。AfDに流れた右派票を取り戻す選挙戦略を立てたが成功せず、むしろリベラルな支持層を「緑の党」に奪われる結果となった(Newsweek10/30ほか)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る