*神社の取り壊しをめぐり意見対立

*神社の取り壊しをめぐり意見対立

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 国内
大分類 【A-1.神道】
国名 日本
トピック
記事タイトル *神社の取り壊しをめぐり意見対立
本文テキスト  2月5日、石川県金沢市にある八阪神社の保存計画をめぐって同神社と同市との間で話し合いが続いていることが報じられた。前田利家が社殿を建立したとされる同神社は、特定の氏子を持たない「崇敬神社」のため、賽銭や厄払いなどの祈祷料によって神社運営を行ってきた。しかし近年、参拝者の激減にともない収入が減少。老朽化した神社の全面改修ができない状態にあり、神社側は、神社を取り壊し、石碑などを建立する計画を進めていた。一方、市側は同神社が「重要伝統的建造物群保存地区」に立地しているため、神社側の取り壊し計画に反対。市からの補助金を活用した改修を求めていた。しかし改修には、同市からの補助金を充てても数百万円の自己負担がかかる。そのため同神社は2018年末、やむを得ず石川県神社庁にご神体を移し、神社を閉鎖したという。市の担当者は「保存に向けてなんとか道筋を立ててもらいたい」と話す(北陸中日・金沢2/5ほか)。
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