*住民投票でイスラム自治政府の領域確定
記事年月 | 2019年1月-3月 |
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号数 | 82 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | フィリピン |
トピック | |
記事タイトル | *住民投票でイスラム自治政府の領域確定 |
本文テキスト | 2月14日、南部ミンダナオ島で2022年発足予定のイスラム自治政府への参加意思を問う住民投票の結果が公表され、参加地域が5州1市63村に確定した。投票は政府と「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」の2014年の合意に基づいて、ミンダナオ島西部やスールー諸島などで実施(対象有権者280万人)。1月21日にまず、「イスラム教徒自治区(ARMM)」所属5州に近隣の2都市を加えた計7自治体を対象に行われ、7自治体の投票結果に基づいて、2月6日にさらに別の2州で行われた。MILF主導の自治政府樹立に反発するイスラム組織が存在し、武力衝突やそれに伴う治安悪化への懸念を依然として残しつつ、22日、ドゥテルテ大統領は自治政府の前身となる暫定統治機構の議員80人を任命した(東京2/23ほか)。 |