*イスラム教徒の巡礼基金で不正が発覚
記事年月 | 2019年1月-3月 |
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号数 | 82 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | マレーシア |
トピック | |
記事タイトル | *イスラム教徒の巡礼基金で不正が発覚 |
本文テキスト | イスラム教徒が巡礼用の資金を預ける「巡礼基金」の不正が問題になり、マハティール政権が中心になって捜査を進めている。同基金は国民の6割を占めるイスラム教徒の巡礼資金積み立て用に1963年に設立された制度で、政府系ファンド「1MDB」がビザの発行や宿泊先の手配などを含めて管理している。2018年12月、現政権は基金の債務超過額が41億リンギ(約1100億円)に達していることを発表。前ナジブ政権がマレー系イスラム教徒の支持基盤を保つ目的で、債務超過のまま高配当を続ける状態を放置していたことが明らかになった。政府は債務解消とファンドの運営改善を目指し、巡礼基金をマレーシア中央銀行の監視下に置くことを決定した(日経1/9)。 |