*ひかりの輪の観察処分「適法」判決
記事年月 | 2019年1月-3月 |
---|---|
号数 | 82 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪) |
記事タイトル | *ひかりの輪の観察処分「適法」判決 |
本文テキスト | ひかりの輪が団体規制法に基づく観察処分の取り消しを求めていた訴訟の控訴審で、東京高裁は2月28日、請求を認めた一審判決を取り消し、観察処分は適法との判決を下した。 一審判決は、ひかりの輪はオウム真理教の後継団体であるアレフとは別団体だとして観察処分の取り消しを命じたが、今回の判決では、ひかりの輪とアレフを「同一団体とは言えない」としつつも「一つの団体と認められない場合でも、観察処分の対象と同一性がある団体であれば対象となる」との見方を示した。その上でひかりの輪がオウム真理教の位階制度を基礎とした体制を保っていること、オウム真理教の修行体系の本質的部分を継承していること、松本サリン事件・地下鉄サリン事件当時からの構成員がいることなどを理由に、アレフと同様、オウム真理教と同一性があることを認めた。 判決を受け、ひかりの輪は「麻原(元死刑囚)を崇拝し、オウム真理教と同一性があるという全くありもしない認定であり、直ちに上告する」とした(朝日・東京3/1、毎日・東京3/1ほか)。 [→『ラーク便り』76号29頁参照] |