*IS参加女性とその子の帰国をめぐり論争

*IS参加女性とその子の帰国をめぐり論争

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 イギリス
トピック
記事タイトル *IS参加女性とその子の帰国をめぐり論争
本文テキスト  2月13日付『ザ・タイムズ』紙が、2015年に15歳でシリアに渡航し、「イスラム国(IS)」に参加した女性(19)が帰国を望んでいると報じたことから、帰国の是非をめぐり英国内で論争となった。女性はオランダ人戦闘員と結婚したが、出産した2人の子が病気や栄養失調で死亡したため、第3子の今後を案じているという。同時にシリアでの生活は期待通りであると語り、ISの英国内でのテロを正当化する発言も行った。秘密情報部(MI6)のヤンガー長官は帰国させ調査の対象とすることを示唆したが、内務省はこの女性の家族に、女性の市民権を剥奪すると通知した。ジャビド内相は「親が国籍を失っても子どもには影響しない」と述べ、第3子の英国籍は認める方針を示した(読売・夕2/20ほか)。この3週間後、第3子が肺炎で死亡したことが報じられ、与野党の政治家から政府の判断を批判する声が上がった(東京3/10)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る