*松江市で10年に1度の船神事
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *松江市で10年に1度の船神事 |
本文テキスト | 5月18日から26日にかけて、島根県松江市で10年に1度の船神事「ホーランエンヤ」が開催された。日本三大船神事に数えられる松江城山稲荷神社式年神幸祭はホーランエンヤと呼ばれ、稲荷神社の神霊が阿太加夜(あだかや)神社へと、神輿船など約130隻によって運ばれる豊作祈願の神事である。『山陰中央新報』と『中国新聞』はこの神事について、それぞれ10回を超える特集を組んで、歴史や伝統を報じた(山陰中央新報・松江4/28ほか)。 9日間で国内外から38万5千人が訪れ、その経済効果は岸和田だんじり祭に匹敵する38億2千万円に上るとされる。陸・空ともに前回開催時よりも交通の便が良くなった松江市は、これを観光振興の好機とみた。各種メディアを用いて国内へPRするのみならず、松江ホーランエンヤ伝承館ではインバウンド向けに5ヶ国語のパンフレット作成や、展示解説を外国語で見られるスマートフォンアプリの導入などを試みている。終了後の課題としては、松江市だけでなく島根全域を周遊してもらうための地域連携が挙げられた(山陰中央新報・松江5/15、6/6ほか)。 |