*ジョコ氏、宗教指導者を副大統領候補にして再選
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | インドネシア |
トピック | |
記事タイトル | *ジョコ氏、宗教指導者を副大統領候補にして再選 |
本文テキスト | 5月21日、選挙管理委員会は4月17日に行われた大統領直接選挙の集計結果を公表し、現職のジョコ大統領が野党候補のプラボウォ氏を破って再選を決めたと発表した。得票率はそれぞれ55.5%と44.5%。勝利したジョコ氏は就任式が予定される10月から2期目を開始する。選挙戦ではイスラム保守勢力の支持を得たプラボウォ氏が集団礼拝を兼ねた選挙集会を開き、「イスラム教徒にふさわしいリーダーを」と主張。少数派の声の代弁者を自認してきたジョコ氏も、敵対陣営からの「反イスラム」批判を避けるため、国内最大のイスラム団体の前総裁を副大統領候補に擁立した。イスラム指導者を副大統領候補に選ばなければ敗北の可能性もあったと指摘されるなど、国民の9割を占めるイスラム教徒の組織票の重要性が目立つ選挙展開となった(東京5/22ほか)。 |