*原爆資料館リニューアルオープン
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *原爆資料館リニューアルオープン |
本文テキスト | 広島平和記念資料館(原爆資料館)の本館が4月25日にリニューアルオープンした。資料館は1955年開館の本館と1994年開館の東館からなり、2014年以降、東館と本館が順次リニューアル工事を行っていた。大規模リニューアルはこの度で三度目となり、約4年半ぶりの全面オープンとなる。本館は「被爆の実相」を、東館は「核兵器の危険性」や復興と平和活動をたどる「広島の歩み」を伝えるものとなっている。 本館では、原爆被害の事実を伝えるだけでなく、来館者が被爆者や遺族の苦しみに向きあうことができるように展示の内容を一新。これまで展示していた被爆直後を再現したろう人形を撤去し、被爆死した児童や生徒23人が着ていた衣服や弁当箱を展示するなど、被爆者の遺品展示に重点を置いた。実物資料305点(うち複製6点)をはじめとして、原爆の絵や写真など計538点の資料が並ぶ。また、外国人の被爆を伝えるコーナーも初めて設けられた(朝日・東京・夕4/25、中国・広島4/25、4/26ほか)。 リニューアルオープンと皇位継承に伴う10連休が重なったことで、同館の来場者数は前年同期より62%増の10万5181人となり、最長約2時間待ちの行列による入場制限などもあったという(中国・広島5/8)。 |