*元首相の李鵬氏が死去
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *元首相の李鵬氏が死去 |
本文テキスト | 7月22日夜、元首相の李鵬氏(90)が北京市内で病気のため死去した。1988~98年まで首相を務め、中国最大の三峡ダム建設を推進し、2003年まで全人代の常務委員長を務めた。首相在職中に起きた天安門事件では強硬派の立場をとったとされ、戒厳令は李氏の名前で発表された。共産党機関紙『人民日報』など官製メディアは24日に一面トップでその業績をたたえた(朝日7/24ほか)。一方、香港紙『明報』(電子版)は「学生との対話に反対し戒厳令を敷いた血なまぐさい鎮圧の決定者の一人だ」と酷評した(東京7/25ほか)。李氏の告別式は29日、党幹部らを埋葬する北京の八宝山革命公墓の式場で行われ、習近平国家主席ら共産党最高指導部メンバー7人全員が参列した(読売7/30ほか)。 死去が発表された直後のインターネット上では李氏への批判が相次ぎ、天安門事件を連想させる情報が拡散した。中国版ツイッターでは、李氏の死去を伝えるニュースに「いいね」を押すことができなくなり、李氏への批判的な書き込みも次々と削除されている模様(読売7/27)。 |