*お遍路全体では減少傾向も歩き遍路は増加

*お遍路全体では減少傾向も歩き遍路は増加

記事年月 2019年7月-9月
号数 84
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *お遍路全体では減少傾向も歩き遍路は増加
本文テキスト  四国霊場八十八ヶ所巡りで、巡礼者が10年間で4割程度減少していることがわかった。調査は2018年11月に四国経済連合会と四国の地方銀行4行が合同で行ったアンケートによるもので、2019年6月に公表されている。四国遍路の巡礼者は年間15万人程度とされてきたが、これまで調査はほとんど行われておらず、傾向が示されたのは実質的には初となる。
 巡礼者の10年間の増減について、回答のあった36ヶ寺すべてが「減った」とし、平均減少率は38%であった。一方で歩き遍路は6割近くが「増加」との回答で、とりわけ外国人の歩き遍路の増加が著しいことがわかった。歩き遍路に占める外国人の割合は15%。外国人遍路は9割強の寺院が増えたと答えており、6割強は「大幅増」との回答が寄せられている。世界的にも巡礼旅はブームとなっており、四国遍路の認知度が高まっているとみられる(高知・高知・夕7/8ほか)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る