*ロヒンギャの流出と帰還をめぐる課題
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | バングラデシュ |
トピック | |
記事タイトル | *ロヒンギャの流出と帰還をめぐる課題 |
本文テキスト | 8月19日、バングラデシュの政府高官は、ミャンマーから迫害され同国に避難しているロヒンギャ難民のうち、第一陣として約3500人を帰還させる準備ができたことを明らかにした。また、ミャンマー政府も22日の受け入れ開始を表明した(東京8/20)。しかし、権利の保障や迫害の責任追及が不透明な状況下で帰還に応じる者は誰一人としておらず、支援にあたる国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、帰還に向け「誰も自発的意思を示さなかった」との声明を発表した(毎日8/23)。バングラデシュへの大量流入より2年が経った現在、ロヒンギャ難民をめぐっては、薬物犯罪への関与やイスラム系過激派組織への参加が危惧されることなどの理由から、膠着している現状への懸念が広がっている(産経9/5ほか)。 [→ラーク便り76号39頁参照] |