*京アニ放火事件、「聖地」で悲しみと支援の輪広がる
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *京アニ放火事件、「聖地」で悲しみと支援の輪広がる |
本文テキスト | 7月18日、京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオで放火殺人事件があり、36人が死亡、33人が重軽傷を負った。事件後にスタジオ前に設置された献花台には国内外からのファンが献花に訪れ、全国から5万羽以上の折り鶴が手向けられた。初七日前日の逮夜(たいや)には、近隣の僧侶が火災現場の前でお経を上げ、犠牲者の冥福を祈った(朝日・東京7/19、京都・京都・夕7/23ほか)。 同社は作品に描かれた舞台をファンが訪れる「聖地巡礼」ブームを生んだことでも知られる(日経・東京・夕7/20)。聖地巡礼のさきがけとなったアニメ『らき☆すた』の舞台、埼玉県久喜市の鷲宮神社には被害にあった人々の冥福と無事を祈る絵馬が奉納された(朝日・東京・夕7/24ほか)。7月28日に開かれた鷲宮八坂祭でもファンらは黙祷をささげ、『らき☆すた』神輿をかつぎ「京都に元気を」とエールを送った(埼玉・さいたま7/29)。このほかの作品の舞台やモデルとなった全国各地の「聖地」にもファンは続々と集まり、応援のメッセージを寄せている(読売・東京・夕7/23ほか)。また、同社の作品のファンでもある20代から40代の僧侶有志は、浄土宗大本山・清浄華院(しょうじょうけいん)で犠牲者の追悼法要を営んだ。事件後の7月25日から1週間ごとに実施し、9月上旬の四十九日まで続けられた(読売・東京・夕8/15、京都・京都9/6ほか)。 |