*ユダヤ教の習慣の強制に対する反発
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イスラエル |
トピック | |
記事タイトル | *ユダヤ教の習慣の強制に対する反発 |
本文テキスト | ユダヤ人が人口の7割以上を占めるイスラエルでは、ユダヤ教の伝統的習慣やルールが国の文化的制度として定着している。例えば毎週金曜日の午後から土曜日にかけての安息日にはユダヤ人の無許可での労働は禁じられるため、多くの商店やレストランは休業となり公共交通機関も動かない。家族法にもユダヤ教の制度が反映され、ラビによって行われた結婚しか認められず、離婚も宗教裁判所で処理される。こうした状況に反感を抱く人々が近年では増え、8月に発表された調査結果によると、安息日に公共交通機関を動かすべきだとするユダヤ人は60%、非宗教的な婚姻を認めるべきだとする人も59%に上るという。自らを「非宗教的」と感じるユダヤ人も4割を占め、宗教的伝統の強制に対して反発を示す人が増加している傾向にあると言える(朝日9/13)。 |