*難民受け入れ積極派政治家をネオナチが暗殺
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ドイツ |
トピック | |
記事タイトル | *難民受け入れ積極派政治家をネオナチが暗殺 |
本文テキスト | 6月2日、カッセルの行政管区長で、国政与党・キリスト教民主同盟(CDU)のリュプケ氏が、至近距離から頭部を撃たれて死亡した。同氏は2015年の「難民危機」に際し、ドイツは慈善などのキリスト教的価値観を重視する国なので、それを受け入れられない者こそドイツを出て行くべきと語った映像を極右陣営に繰り返し拡散され、殺害予告を受けていた。6月15日、捜査当局はネオナチ政党「ドイツ国家民主党」の党員歴のある男(45)を逮捕したが、SNS上では容疑者を称賛し、リュプケ氏を「自己責任」「ざまあみろ」などと嘲弄するコメントが相次いでいる。7月1日にはドレスデンで、反イスラム団体「ペギーダ」が「リュプケ氏は国民の裏切り者」などと叫び、容疑者を擁護するデモを行った。一連の出来事を受け、ゼーホーファー内相は、特定の右翼団体を禁止することを検討している(Newsweek7/16ほか)。 |