*衛兵の確保に苦心

*衛兵の確保に苦心

記事年月 2019年7月-9月
号数 84
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 バチカン(聖座(Holy See))
トピック
記事タイトル *衛兵の確保に苦心
本文テキスト  バチカンの衛兵は、1506年よりスイス兵が務めてきたが、近年、人材確保が難しくなっている。新入隊員は毎年35人必要とされているが、5月6日に開催されたバチカン衛兵の入隊式には23人しか集まらなかった。衛兵に応募するには、19~30歳のカトリック信者の未婚男性で身長174cm以上、スイス国籍、軍訓練校の優秀な成績、イタリア語能力など求められる基準は多いが、給与は18万円相当(住居・食事は別途支給)とスイスでの平均的な収入に比べ極めて低い。毎日ミサに出席することが義務付けられ、規律正しい生活を送らなければならないことなども若者には敬遠されている。バチカンは採用ページをスマートフォン対応にしたり、部屋を個室にし、若い衛兵が夜の街を歩きビールで乾杯する様子などを撮影しYouTubeに投稿したりするなど、PRに乗り出している(日経・夕7/24)。
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