*高野山、「内拝券」導入の検討で議論

*高野山、「内拝券」導入の検討で議論

記事年月 2019年7月-9月
号数 84
媒体 専門紙
大分類 7月
国名 日本
トピック 仏教タイムス
記事タイトル *高野山、「内拝券」導入の検討で議論
本文テキスト  高野山真言宗の第162次臨時宗会で7月2日、総本山金剛峯寺の「カード式共通内拝券」(千円)を導入する方針が示された。経営難が続く高野山大学・高校を維持する財源として、山内駐車場の有料化か入山料の新設を検討するなかで立案された。現在は入山料ないし奥之院の拝観は無料で、金剛峯寺等6ヶ所がそれぞれ有料。全て拝観する共通券は1,500円・年間収入は2億円で、それほど購入されていない。現在の年間参拝者数は140万人超で、ほとんどが奥之院弘法大師御廟に参拝するため、それも含む内拝券の導入により年間収入14億円が見込まれるという。ただし、実質上の奥之院有料化には抵抗感・慎重論も示され、議論は紛糾した(11日付。中外日報5日付に同類記事。仏教タイムス25日付、8月15日・22日合併号、中外日報8月7日付、9月4日付に関連記事)。議論の結果、9月12・13日の秋季宗会では、駐車場有料化・入山料徴収両案ともに白紙に戻し、新たな財源案も含め改めて検討することとなった(中外日報9月18日付)。
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