*皇室典範改正に慎重論強まる
| 記事年月 | 2006年9月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 33 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-7.皇室】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *皇室典範改正に慎重論強まる |
| 本文テキスト | 9月6日の悠仁親王誕生を受け、小泉純一郎総理大臣(当時)は官邸で皇室典範改正問題について触れ、将来的には女性・女系天皇を容認する必要があるものの、早期の改正には慎重な構えを見せた(毎日・東京 9/7)。小泉総理の後任、安倍晋三総理も10月3日の参議院の代表質問で、皇室典範の改正について「慎重かつ冷静に国民各層に賛同が得られるよう、しっかりと議論を重ねていく必要がある」と答弁。2005年に政府の有識者会議がまとめた女性・女系天皇を認める報告書には触れなかった(朝日・東京・夕 10/3)。 こうしたなか、男系維持による皇位継承を目指す超党派の議員連盟「皇室の伝統を守る国会議員の会」(会長・島村宣伸元農林水産大臣)が10月17日に発足。皇室の伝統を守るための方途や、皇室への敬愛の念を育む学校教育の充実などについて議論していくという(朝日・東京 10/18)。11月8日には超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経済産業相)が総会を開き、男系維持を確保するため宮家の存続と拡充を図る根本的な対策を早急に検討・推進するなどの決議文を決定している(産経・東京 11/9)。 |