| 本文テキスト |
アルジェリア総選挙の投票が5月30日始まり、与党「アルジェリア民族解放戦線」(FLN)など連立与党を組んできた4党が286議席を獲得し、与党側が勝利した。、しかしながら、ベルベル人に支持基盤を置く野党が選挙をボイコット。31日に同国内務省が発表した投票率は46・09%と、97年の前回選挙(65・49%)を大きく下回り、同国の選挙史上最低を記録した。ベルベル人の不満に加え、長引く経済不況やテロ抑止の失敗などに対し、国民が棄権することで政権批判に回ったとみられる。イスラム過激派組織によるテロも再び激化する気配をみせており、国内の治安情勢はさらに不安定化することが懸念されている。 アルジェリアでは1991年末の総選挙でイスラム原理主義政党が8割の議席を占めたが、軍が選挙の無効を宣言し全土の実権を掌握。イスラム過激派によるテロの続発などで市民ら10万人以上の犠牲者が出たとされる。軍の支持を得て99年に就任したブーテフリカ大統領は、過激派からの投降者を免罪するなど融和策を進める一方、投降に応じない強硬派の掃討を進め、テロは減少していた(朝日・東京 05/31、毎日 06/01ほか)。 |