*聖地の「分割所有」が決定
| 記事年月 | 2010年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 49 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| 記事タイトル | *聖地の「分割所有」が決定 |
| 本文テキスト | 北部ウッタルプラデシュ州のアラハバード高裁は9月30日、同州アヨディヤにあるモスク「パブリ・マスジッド」の土地所有権をイスラム教徒とヒンドゥー教徒が争っていた問題について、同地の3分の2をヒンドゥー教徒、残りをイスラム教徒に分割所有させる判決を下した。「パブリ・マスジッド」はムガル帝国の創始者バーブルが1528年に建立したモスクだが、ヒンドゥー教徒側はそこを叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公ラーマ神の生まれた聖地とみなしており、1950年から所有権を求める訴訟が繰り返されていた。92年に2万人以上のヒンドゥー教徒が同モスクを襲撃した際には、インド各地で約2千人が死亡する宗教抗争にまで発展した(産経 10/11)。 今回の判決は、モスクがヒンドゥー教寺院の廃墟の上に建てられているとの考古学調査に基き、イスラム教とヒンドゥー教の団体にそれぞれ3分の1ずつ、中心部を含む残り3分の1をラーマ神の神格に与えるとした。イスラム教徒側は不満を表し、上告する見込み。判決を前に政府は暴動や集会を恐れ、全国に数十万人の治安部隊を配備し、携帯電話メールの大量送信サービスも停止させた(朝日 10/1ほか)。 |