*足立区の拠点化を警戒、規制条例も可決
記事年月 | 2010年10月-12月 |
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号数 | 49 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪) |
記事タイトル | *足立区の拠点化を警戒、規制条例も可決 |
本文テキスト | 東京都足立区は10月22日、アレフに対して、活動報告を義務づけ、従わない場合には立ち退きを命じることができる「反社会的団体の規制に関する条例」案を区議会に提出した。同案は全会一致で可決され、即日施行された。条例は団体規制法の適用団体が対象。地方自治体による同種の条例は初となる。アレフは2010年3月、関連会社「宝樹社」名義で、同区入谷の土地と4階建ビルを1億円余で購入。改修工事が行われ、住民らは国内最大規模の拠点となるのを警戒していた(産経・東京 10/23ほか)。 11月28日、施設周辺住民と区などによる「足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会」は、200人規模のデモ行進を行い、教団ビル周辺で抗議を行った(東京・東京 11/29ほか)。 12月9日、同区議会は、立ち入り調査権を明記するなどした規制条例改正案を全会一致で可決。教団側が11月にビルの用途を「寄宿舎」から「事務所」に変更したため、居住地でなくとも「活動の拠点」であれば適用できるよう変更された(毎日・東京 12/10ほか)。 16日、公安調査庁は団体規制法に基き、同施設を立ち入り検査した。施設内には数十人の信者がおり、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の著書や説法CD、修行用のヘッドギアなどが多数見つかった(朝日・東京 12/17)。 17日、公安調査庁は『平成23年版 内外情勢の回顧と展望』を公表。アレフの同施設購入に注目し、松本死刑囚への帰依強化と勧誘活発化に注意を喚起した(産経・東京 12/18)。 |