*「麁服(あらたえ)」の出発式が行われる

*「麁服(あらたえ)」の出発式が行われる

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 専門紙
大分類 11月
国名 日本
トピック 神社新報
記事タイトル *「麁服(あらたえ)」の出発式が行われる
本文テキスト  10月27日、徳島県美馬市木屋平地区の三木家住宅や吉野川市山川町の山崎忌部神社などを斎場として、皇居に「麁服」を送るにあたって「出発式」の神事が行われた。「麁服」は大嘗祭で用いられる麻織物。『延喜式』によれば阿波国(現・徳島県)の忌部氏がその調製を担ったとされる。麁服調製は応仁の乱により断絶したが、大正天皇の大嘗祭で復活。昭和と平成の大嘗祭でも阿波忌部氏の末裔により調製が行われた。今回は木屋平地区のNPO法人「あらたえ」が大麻の栽培、山川町の阿波忌部麁服調進協議会が機織りを担当。さらに両団体を傘下とし、阿波忌部直系の三木家第28代当主を会長とする阿波忌部麁服調進会が設立され、出発式が行われるに至った(11日付)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る