*伝統社会の児童婚を描く女性監督の映画公開

*伝統社会の児童婚を描く女性監督の映画公開

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 ベトナム
トピック
タイトル *伝統社会の児童婚を描く女性監督の映画公開
本文  10月11日、ベトナム出身の映画監督アッシュ・メイフェア監督のデビュー作『第三夫人と髪飾り』が日本全国で公開された。物語の舞台は19世紀のベトナムで、大地主と結婚して第三夫人となる14歳の少女メイが主役。夫人同士の嫉妬や確執といったテーマを連想しやすい物語設定だが、悪辣ないじめなどがあるわけでもなく、第一・第二夫人とメイの穏やかな関係性が荘重な伝統儀礼や美しい自然を背景に淡々と描かれる。児童婚への批判を明確に表現せず、女性を出産の道具とみなす価値観が日常の中に平然と埋め込まれていた時代をありのままに映す手法が評価されている(毎日10/13)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る