*亡命チベット人の特別会議でダライ・ラマ制度存続を決議
| 記事年月 | 2019年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 85 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| タイトル | *亡命チベット人の特別会議でダライ・ラマ制度存続を決議 |
| 本文 | 10月3~5日、インド北部ダラムサラで亡命チベット人による特別会議が行われ、世界24ヶ国・地域の代表ら約300人が参加した。会議では、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世(84)の継承にまつわる事柄はダライ・ラマ本人が決めるものであるとする決議が採択された。生き物はすべて輪廻転生するというチベット仏教の思想に基づき、ダライ・ラマの死後に生まれ変わりを探して後継者とする伝統が続いていた。ダラムサラにあるチベット亡命政府によって開催された2008年、12年に続いて3回目となる同会議は、ダライ・ラマの後継者選びに介入する中国政府への牽制とみられる。なお、ダライ・ラマ14世が4月に肺感染症で数日間入院したことなどから、周囲にはダライ・ラマの健康面などを不安視する声もある(朝日10/6ほか)。 [→『ラーク便り』83号62頁参照] |